VOD(ビデオ・オンデマンド)とは?
VODって最近CMなどでもたくさん見かけますよね。
これは“ビデオ・オンデマンド”の略で、定額制の動画配信サービスのこと。
スマホやテレビ、タブレットがあれば、どこでも好きな時間に、映画やドラマを楽しめる、次世代の動画配信サービスなんです。
分かりやすく言えば、TSUTAYAやGEOなどのレンタルショップが、自宅にある感覚。
Hulu、Amazonプライムビデオ、U-NEXT、jcomなどが代表的で、他にも沢山の動画配信サービスを提供している会社があり、どの動画配信サービスを選ぶかによって、料金や見られる動画も違ってきます。
では、動画配信サービスについて分かりやすく解説していきますね。
もくじ
VODでは何が見れる?
VOD(ビデオオンデマンド)では、どんな動画が見れるのかというと、
基本的には、レンタルショップと同じです。
ジャンルとして分けると、
・映画(邦画・洋画)
・テレビドラマ
(国内ドラマ・海外ドラマ・韓流ドラマなど)
・アニメ
・キッズアニメ
・お笑い番組
・バラエティ
・ドキュメンタリー
など。動画配信サービスの会社によって、見れるジャンルも少し変わってきます。
最近では、テレビドラマの続編や、オリジナルストーリーなどが、決まった会社でのみ配信されるなども増えてきています。
また、動画以外に、音楽、雑誌、マンガも見放題といったサービスを展開している会社もあるので、自分に合った会社がどれなのか、よく検討しましょう。
VODを利用するために用意しておくものは?
VODを利用するために、最低限準備しておきたいものを挙げてみました。
①対応デバイス
・PC
・スマホ
・タブレット
・テレビ(ネット対応のもの)
上記4つのいずれかが必要になります。
特にスマホやタブレットがあると、Wi-Fi環境がある場所ならどこでも見られておすすめです。
また、スマートテレビではない普通のテレビも、Amazon Fire TVなどのストリーミングデバイスがあれば、VODを視聴することができます。
②インターネット環境
動画配信サービスを見るためにはネットに繋がっている必要があります。
動画は容量が大きいので、Wi-Fi環境があったほうが良いでしょう。
③支払い方法
VOD(動画配信サービス)は、無料視聴期間内でも、支払い方法を選択しておく必要があります。(無料期間終了後に、自動更新するため)
提供している会社によって変わりますが、クレジットカードがあれば間違いないです。
「クレジットカードを使いたくない」という場合は、スマホのキャリア決済や、コンビニで専用のカードを売っているVODなどもあります。
VODのメリット
1.好きな時間に、好きな場所で観れる
ネット環境とスマホがあれば、自分の観たい時に観れるのが便利。
電車などの移動や、待ち時間などでも観ることができるので、
有意義な時間にすることができます。
ネット環境がない場所で観る場合は、ダウンロード機能を使って事前に保存しておけば、データ通信料がかからずに動画が見れますよ。
2.レンタルショップまで足を運ばなくてすむ
動画配信サービスが普及する前は、映画やドラマを見たい場合、レンタル店まで借りに行く必要がありました。“うっかりレンタル期限を過ぎてしまい、追加料金を払うことに・・・”なんて経験がある方も多いのでは?
動画配信サービスなら、返却する手間もありませんので、とっても便利です。
3.動画配信以外のコンテンツが楽しめる場合も
動画配信サービスの他にも、雑誌・漫画・音楽などのコンテンツを用意しているVODもあります。
例えばU-NEXTの場合は、最新の雑誌が無料で読み放題、漫画も対象作品は無料で楽しむことができます。
4.オリジナルの番組が視聴できる
上記でも少し触れましたが、オリジナルの番組を持つVODなども増えてきています。Netflixなどは以前から独自コンテンツが人気ですが、他にも日テレ系のhulu、フジテレビ系のFODプレミアムなど、テレビ局系列のVODでも、オリジナルドラマなどに力を入れています。旬な女優・俳優・タレントも沢山出演することも多いので、それが見たくて契約する人も多いです。
5.途中にCM(広告)が入らない
YouTubeやamebaTVなどは、無料で動画配信する代わりに、広告を流しています。ですがVODの場合、動画の途中に広告(CM)が入らないので、ノンストップで快適に動画を視聴することができます。
「楽しく見ているのに途中でCMが入って、がっかり」なんてこともありません。
6.無料お試し期間がある
動画配信サービスには、『無料のお試し期間』というものがあります。ほとんどの会社が2週間~1ヶ月程度、無料で視聴することができるので「見たいジャンルがあるのか」「使いやすいか」などを確かめることができます。
VOD選びのポイントは?
動画配信サービスは沢山あるので、どれを選べば良いのか分からない方も多いと思います。選ぶポイントは下記の2つです。
①好きなジャンルの作品が多いか
「月額料金が安い」というだけで選んでしまうと、自分が見たい作品がなかったり、あったとしても有料だったりして、結果的に損をしてしまいます。VODによって、映画の作品が豊富なところもあれば、海外ドラマや国内ドラマに力を入れているものもあります。自分がどのジャンルが見たいのかよく考えて選ぶと、失敗が少ないでしょう。
②ダウンロード機能があるか
実際に使ってみるとすごく便利なのが、ダウンロード機能です。「家にWi-Fi環境があるので要らない」と思いがちですが、ダウンロード機能があれば、好きな場所で好きな時間に動画を楽しめます。通勤電車や出張先、旅行先でも、通信料を気にせず動画が見れるのでおすすめです。
おすすめのVODサービスは?
最新映画が観たい方におすすめ!
U-NEXT
月額 | ダウンロード機能 | 無料視聴 |
1,990円
(税別) |
あり | 31日間
☆600pt付 |
<特徴>
・14万本以上の動画数
・最新映画などの配信が早い
・アダルトコンテンツがある
・毎月1日に1,200ポイントもらえる
・音質・画質がきれい(4K対応)
・同時視聴が最大4人
・アプリが使いやすい
追加料金なし♪ぜんぶ見放題♪
hulu
月額 | ダウンロード機能 | 無料視聴 |
933円
(税別) |
あり | 2週間 |
<特徴>
・日テレドラマのスピンオフ作品が見れる
・海外ドラマが豊富
・FOXチャンネルが見れる
・子供向け番組も多い
・オリジナルドラマが見れる
・アプリがシンプルで分かりやすい
人気雑誌も読み放題!
FODプレミアム
月額 | ダウンロード機能 | 無料視聴 |
888円
(税別) |
なし | 1ヶ月 |
<特徴>
・フジテレビの番組が豊富
・毎月100ポイント自動付与
・8がつく日にログインすると400ポイント付与
(最大1,200ポイント)
・人気雑誌(100誌以上)が読み放題
以下では、ビデオ・オンデマンドの種類や歴史などをご紹介していきますので、
気になる方は引き続き読んでみてください♪
ビデオ・オンデマンド(VOD)の種類
実は一言にVODといっても、細かく種類分けされていて、料金やサービスに違いがあるんです。以下では、VODの種類を分かりやすく一覧にしてみました。
①AVOD
課金方法/無料(広告型)
例:YouTube、AbemaTVなど
オンラインで動画が無料で見れますが、途中で広告が入るシステムです。
②SVOD
課金方法/定額課金
例:Hulu、U-NEXT、dTV、Netflixなど
定額制で、好きな時間に好きな場所でコンテンツが見放題できます。市場の70%がこのSVODですが、コンテンツによっては見放題ではなくPPV(都度課金)になる場合もあります。
③TVOD
課金方法/PPV(都度課金)
例:iTunesStore、GooglePlay、U-NEXT、dTVなど
ユーザーが見たい作品をその都度購入します。
④EST
課金方法/完全買い切り
例:iTunes、GooglePlay、Amazonなど
レンタルではなく、ダウンロードして購入します。SVODと違い、一度購入すればオフラインでも視聴できます。最近ではDVDやBlu-rayの販売より先に販売する“先行EST”のケースも増えてきています。(オンライン上でないと見れない場合もあり)
ビデオ・オンデマンド/VODの歴史
日本でインターネットが一般家庭に普及する2000年頃までは、映画などの動画を見る場合はTSUTAYAやGEOなどのレンタルショップが主流でした。
日本のVODサービスが急速に発展した理由は、
・『2000年にADSLが普及し、各家庭の通信速度が向上した』こと、
・『2008年のiPhone3Gの発売でスマホユーザーが増えた』こと
の2つだと言われています。
そのあたりから、動画配信サービスを立ち上げる企業が増えていったんですね!
では、VODの歴史を見ていきましょう(^^)/
2000年 | ADSLにより通信速度が向上 |
2002年 | 楽天ショウタイム(株)が『ShowTime』を開始 |
2003年 | ヤフージャパンが『Yahoo!動画』を開始
BIGLOBE(NEC)が『BIGLOBEストリーム』を開始 |
2005年 | USENが『GYAO!』による無料動画配信サービスを開始
フジテレビがオリジナル番組の配信を開始(後にFODとなる) |
2006年 | Amazonが『Amazon Unbox』をアメリカで開始 |
2008年 | 『Amazon Unbox』→『Amazon Video on Demand』に名称変更
NHK『NHKオンデマンド』開始 アメリカでHulu設立 |
2009年 | 『GYAO!』が『Yahoo!動画』と統合。
『GyaO NEXT』→『U-NEXT』に名称変更 |
2010年 | 『iTunesStore』が映画作品の配信を開始 |
2011年 | Hulu Japanが日本でのSVOD(定額動画配信)を開始
NTTドコモ『dビデオ』開始 スカパーJSAT(株)が『スカパー!オンデマンド』を開始 |
2012年 | KDDI(株)が『ビデオパス』を開始 |
2013年 | エイベックスとソフトバンクが『UULA』開始 |
2014年 | (株)NTTぷららが『ひかりTV』にて4K画像によるVODサービスを開始
『Hulu』が日本事業を日テレに売却 |
2015年 | 『Netflix』が日本でのストリーミングサービスを開始
Amazonが『Amazon Prime Video』を開始 |
2016年 | テレビ朝日とサイバーエージェントが『AbemaTV』を設立 |
2017年 | アパホテルが『Made in Japan おもてなしチャンネル』開始 |
ホテルにある専用VODとは?
一昔前は、ビジネスホテルなどにカードが売っていて、アダルトチャンネルなどが有料で見れる『ペイチャンネル』というサービスがありましたよね。
最近は地デジが普及し、ホテル専用VODを行う企業が増えてきたため、客室にVODシアターを設置するホテルや、VOD付き宿泊プランがあるホテルが増えています。
また大手のビジネスホテルは、下記のようなサービスも行っています。
【アパホテル】
外国人旅行者向けに「おもてなしチャンネル」を設立。日本の商品やサービスが注文できる。
【東横イン】
ワンコイン(500円)で200以上の作品が見放題
【ジャンル:映画(洋画・邦画)、大人向けアニメ、キッズアニメ、TVドラマ、BeeTV作品、アダルトコンテンツ、他】
※アダルトコンテンツは制限もできます
~VODを導入しているビジネスホテルの例~
アパホテル、東横イン、スーパーホテル、リッチモンドホテル、東急ステイ、ドーミーイン、ホテルルートイン、
ワイズホテルなど
VODでよくある質問と答え
ストリーミング再生とダウンロード再生は何が違うの?
ストリーミング(streaming)は、動画をインターネットにつなげた状態で見る方法です。
動画を見ている間は通信料がかかり、ネット環境が良くない場合は、画質が悪くなったりします。なのでストリーミング再生をする場合は、Wi-Fi環境がある場所にした方が良いでしょう。
ダウンロード再生は、事前に見たい動画をダウンロードしておくことで、ネットに繋がっていなくても動画を見ることができる方法です。屋外などでも、スマホやタブレットで動画を楽しむことができます。
通勤中や旅行先などで動画を見ようと思っている方は、ダウンロード機能があるVODを選ぶと良いでしょう。
ビデオ・オンデマンドの無料視聴方法や、安くする裏ワザがあれば教えて下さい。
VODには無料トライアル期間があります。それぞれ期間は変わりますが、期間終了前に解約すれば、料金は発生しません。但し、無料で使用できるのは、初回のみになるため注意が必要です。
ホテル向けVODは無料視聴できますか?
このページ紹介しているVODは、スマホや自宅のテレビ専用のものです。
VODサービスがついているホテルも昔からありますよね。ホテル向けVODは定額制だったり、1作品ごとに料金がかかったりするシステムになっていて、ホテルによって料金形態が変わります。気になる方は、ホテル側に確認してから使うようにしましょう。
また、最近ではビジネスホテルなどで「VOD付き宿泊プラン」などもあったりします。
アプリがないとスマホでは見れないの?
ほとんどのVODには専用のアプリがあり、アプリを使うことでダウンロードしてオフライン視聴ができたり、見たい動画が見つけやすくなったりします。一部ブラウザで使えるVODもありますが、スマホアプリのほうが、使い勝手は良いでしょう。
VODとは?まとめ
いかがでしたか?
「VODとは?」という疑問は解消できましたでしょうか?
映画やドラマが好きな方にとっては、動画配信サービスは今までにない次世代の視聴スタイルで、とても便利ですよね。
現在、VOD(動画配信サービス)は沢山あります。
とにかく品ぞろえが多く、新作映画の配信が早いU-NEXTや、
日テレ系ドラマや子供向けアニメがすべて見放題のHulu、
動画の他にも沢山の音楽が楽しめるdTVなど、
どれを選ぶかによって、楽しめる内容も変わってきます。
こちらのサイトでは、人気の動画配信サービスについて
口コミや料金など、詳しく紹介しているページもあるので、
ぜひ参考にしてみてくださいね。